長野獲得における広島カープ戦略の真相としたたかな心理戦の本意とは?

KENSHIN
広島カープ!丸の人的保障で長野を獲得!のニュースに、広島ファンの私は「広島戦略!してやったり!」の気持ちでしたねw

巨人球団の動揺は相当なものでしたから・・・。

丸選手のFA流出の戦力減をいかに最小限にとどめるか?が焦点だった今回の人的保障

若手がしっかりプロテクトされ、「長野が漏れていた・・・」とは言え

補強部分の左投手ではなく、さらに若手でもなく、巨人生え抜きのベテランの獲得に至った理由と真相とは?

広島カープはこの三年間のリーグ三連覇で、現戦力分析からの「勝ち方」をマスターしたチームになりました・・・もちろんそれはフロントも同じです。

だからこそ、長野獲得で垣間見えた、広島戦略としたたかな心理戦の本意

そこには、三年前の金満戦略に逆戻りした、原巨人に対しての完全否定の想いが込められているのでした。

長野獲得に至った広島カープ戦略の真相

長野選手の獲得理由を松田オーナーは次のようにシンプルに語っています・・・

4連覇と日本一に向けて育成の間に合っていない部分を現実的に考えて、カードが一枚ほしかった。

確かに、こちらは正解でありながら、表向きな返答ですね。

おそらく真相は、巨人をここまで支えてきた生え抜きの長野選手を獲ることでの、巨人ファンへの心理的な揺さぶり?が目的だったのではないでしょうか?

現に、投手陣の功労者である内海投手を先に西武に獲られていたので、巨人ファンのWショックは相当なものでした。

むろん、巨人の選手もショックが隠せない様子でしたね

つまり真相は、ファンも含めた、巨人球団全体への心理的な揺さぶりであり、「ジャイアンツ愛」の破壊だったのです!

見知らぬ若手より、生え抜きの長野選手の獲得することで、丸選手へのプレッシャーは相当なものになるでしょうね。

広島カープファンからの野次は当たり前ですが、活躍できなかった時の巨人ファンからの野次の方が怖いかな・・・。

KENSHIN
因みに、長野選手獲得によるビジネス的な広島戦略の内訳は、丸選手の昨季の年俸が2億1000万円ですから、広島はこの補償として人的補償の長野選手に加えて、1億500万円の金銭補償も得ることになります。さらに長野選手の今季年俸は2億2000万円ですから、こちらも広島では年俸ランクAとなります。要するに仮に1年で移籍となった場合でも、人的補償に加えて、1億1000万円の金銭補償(金銭だけなら1億7600万円)を得ることができることを広島フロントは知っているのです。

ファンが球団を愛する気持ちの前提には、勝ってほしいという期待と同時に「このチームが大好きだ!」という、理屈では語れない愛着やそれぞれの熱い願いがあると思うんです。

しかし、世間の批判もなんのその!原巨人の金満戦略は、巨人ファンのこれら「熱い願い」より「勝つこと」のみを優先する姿勢ですよね?

そもそも金満戦略の流れを断つために、3年前に高橋由伸監督に変わったはずなのですが・・・

前監督の高橋由伸氏は、采配に関しては確かに経験不足を露呈することが多かったです、しかしながら、試合に負け続けながらも、選手とファンとの「絆」を大切にしてきました

30打数ノーヒットの岡本和馬を使い続けたのも、高橋前監督が岡本選手との絆を優先していたからです。

KENSHIN
原巨人のままなら今頃、岡本選手は第二の大田泰示になっていたと思いますよ・・・原監督は待たないというか、待てない人であり、自分が絶対という人ですからね。。

巨人球団は、ここから深刻なファン離れという現実にぶちあたるかもしれません。

あと今回の「ジャイアンツ愛」の破壊を目的とした、したたかな戦略は、来年の會澤選手FAの布石でもあります。

巨人が広島カープから学ぶこと

今回の長野選手の獲得には、巨人フロントやOBなどのプロ野球関係者の多くが驚いていました。

特に巨人フロントは、過去の一岡投手のことがありましたから、若手の有望選手はすべてプロテクトしていたみたいですが、関係なく広島カープの戦略はその上をいきます。

KENSHIN
そもそも良い選手が溢れている巨人では、人的補償で完全に選手を守ることはで不可能です・・というか現在の巨人にFAは必要ないのではないでしょうか?現戦力での「勝ち方」を広島から学ぶことが大切だと思いますよ。

変化した広島カープのビジネスモデル

あと、広島カープのビジネスモデルからも学んでほしいです。

2004年のプロ野球再編の頃の広島カープは、巨人からのTV放映権料頼みの貧乏球団でした。

KENSHIN
2004年の売り上げ63億円のうち、放映権料は30億でしたから・・・当時のFAや逆指名などの受け入れは当然の流れであり、巨人の言いなり球団でした・・・だから弱かったんです。

その後、視聴率低下からのTV放映権料の値下がりにより、球団は再度存続の危機が訪れます

しかしそこからマツダスタジアム設立による、スタジアム経営にシフトチェンジをして見事に成功しました!

現在では、売上高180億円突破となり、グッズ売り上げだけでも60億円以上を達成しています。

新球場設立は、広島カープファンの想いである「カープ愛」に、優先的に応えることを決めた形であり、「カープファンを喜ばせたい!」という球団と選手の熱き想いが、現在の強い広島カープを創り上げたのです。

「想い」より「勝利」の巨人とは真逆の球団経営

巨人が今、広島カープから学ぶことはこれでしょう・・・。

広島カープ

原監督が優勝にこだわる本当の理由

最初に巨人の監督を受けたころの原辰徳監督のキャッチフレーズは「ジャイアンツ愛」でした。

しかし今は・・・あの頃の原監督ではないようです。

「常勝軍団でなければならない」「強いことのみがファンを惹きつける最大の要素である」などの思い込み?

「強い巨人が中心にあってこそ日本のプロ野球は繁栄する」といった昔ながらの考え方を、現在のプロ野球ファンが本当に求めているのでしょうか?

原辰徳氏の立場なら、プロ野球界全体のポジションで物事を考えてほしいと思います・・・巨人OBの広岡達郎氏は

自分たちが“いい”と思った選手を毎年ドラフトで獲っておきながら、なんで何十億円も使って補強しないといけないの。それは、監督やコーチがよう教えられていないということだよ。原がかき集めている選手は、かつて才能はあったのかもしれないが、彼らも歳を取る。そんなに実績と名前がある選手ばかり集めて野球をやりたければ、オールスターゲームの監督になりゃいい。もっと若い選手の育成にヒト、カネ、時間をかけるべきです。おまけに生え抜き選手を人的補償で失って……。これでチーム一丸となれという方が無理です。

と言っていましたが、正論ですね。

ナベツネさんのために・・・

しかし、原巨人がどうしても勝たなければならない理由は他にもあるようでして・・・

KENSHIN
巨人が優勝にこだわる本当の理由は、渡辺恒雄さんのことだと思います・・ナベツネさんが元気な間に優勝を見せたいのでしょう。

だからこそ、原監督は非情になりながらも、勝利を最優先する戦いを徹底してくると思われます。

金満戦略と揶揄されようとも、常勝巨人軍の再建を託された原監督には、外野の声は聞こえません・・・勝利あるのみです!

私も、原監督の巨人は理屈抜きで強いと思います、采配、経験値、そして選手に与える緊張感・・・すべて一流です。

迎え撃つ王者広島カープ・・・マツダスタジアで行われる巨人との開幕戦が今から楽しみです。