郭台銘!台湾総統選代表候補に落選も離党して再出馬の可能性は?

郭台銘こと鴻海(ホンハイ)精密工業会長で、シャープ買収の立役者でもある米国名テリー・ゴウが、2020年の初めに行われる台湾総統選の野党になる国民党の代表候補に・・・落ちました。

台湾で約半年後に迫る次期総統選を巡り、対中融和路線の最大野党、国民党は15日、党公認候補者を決める予備選で韓国瑜・高雄市長(62)が勝利したと発表した。鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)前董事長(68)は追い上げが及ばず、敗北した。

-日本経済新聞 07.16 ー

韓氏の支持率は44・8%、テリーゴウは27・7%という結果になりました。

テリーゴウは豊富な資金力を生かし、大量のテレビ広告を流すなどして韓氏を猛追しましたが、「中国共産党との関係が密接すぎる」などの批判もあり、最終的な支持が伸びなかったみたいですね・・・。

KENSHIN
深層的な理由としては、米国が台湾を本格的に支持することを表明したことや、さらには香港デモによる条例案撤廃などの結果に、台湾国民の中での中国共産党への不支持率が急上昇したことなどが関係しているのでしょう。

テリーゴウが台湾総統選に立候補を表明してから、ここ数ヶ月の様々な外圧により、中国と中国共産党の世界ポジションが大きく変わりました。

KENSHIN
数ヶ月前の「戦略」では、すでに戦えなくなっています・・・あの不人気だった蔡英文の支持率が上昇していますからね、台湾を取り巻く環境が大きく変わってきているのです。

台湾総統選、野党国民党代表候補に落選したテリーゴウですが、国民党の予備選運営を「不透明」などと批判していましたので、「離党」しての単独候補での台湾総統選の可能性なども囁かれています・・・

果たして、郭台銘ことテリーゴウは、再度、台湾総統選に挑むのでしょうか?

台湾総統選再出馬の可能性とテリー・ゴウの正体

テリーゴウが台湾国民党を離党して、単独で台湾総統選再出馬する可能性ですが・・・

おそらくないでしょう!・・・というか可能性は極めて低いと思いますね

KENSHIN
単純にテリーゴウが離党し国民党が分裂すれば、与党・民主進歩党(民進党)から再選を目指し出馬する蔡英文総統が完全に有利となりますとから・・・。

筆者が思うテリー・ゴウの正体とは、勝負ごとに手段を選ばない人ではありますが、負ける勝負はしないという・・・現実主義者だと思います。

あと、すべての「流れ」を読める人なので、今は鴻海工業やシャープの事業に専念したいのではないでしょうか?

日本の輸出規制により韓国の半導体事業は壊滅的な状況ですから、このままの流れなら世界シェアが変わります!鴻海も新しく市場を押さえておきたいところですからね・・・。

郭台銘の元妻のことなど・・・

KENSHIN
テリー・ゴウの正体に関しては、シャープ買収劇から追いかけてきた、深田萌絵さんが下記の動画で詳しく説明していますのでご覧ください。ただ、これだとテリーゴウは、完全に反社会的勢力の方のようですが・・ww。元妻の話など、萌絵さんの「テリー・ゴウ解説」は、リアルで面白いですよ。

郭台銘と習近平

テリー・ゴウが注意しなければならないのは、習近平、すなわち中国共産党との関係でしょう。

中国共産党からの指令が今後も続くなら、単独候補で挑む可能性が出てくるでしょうね・・・そもそも、今回の台湾総統選への立候補は習近平からの命令ですから

習近平
中国共産党はお前だけを応援するから、単独で立候補しろ!

といった感じです・・・ここまで散々、中国共産党の資金力と政治力のおかげで、鴻海精密工業は大きくなりました、利益共同体の中国共産党の命令に、テリーゴウは従わなければならないのです!

中国共産党との関係からは足は洗えません・・・テリーゴウの資産の75%は中国にあります、彼は逃げることは出来ないのです。

トランプと郭台銘(テリー・ゴウ)の関係

台湾総統選がもし、米国が支持している与党・民進党が勝利すれば、米国などでも事業を行うテリーゴウの立場はどうなるのでしょうか?

メディア全般では、「トランプ大統領とテリー・ゴウの関係は良好」と報道されていますが、あれは嘘です・・・そもそもトランプは、テリー・ゴウを信じていません!

トランプは、米国に投資して雇用してくれる経営者として、テリー・ゴウを歓迎していただけです。

KENSHIN
テリー・ゴウは、100億ドル投資して、米国のウィスコンシン州にLCD(液晶ディスプレイ)の工場を造って、1万人を雇用するとトランプに約束していました・・しかし、実際は1億ドルしか入れておらず、現時点で200人しか雇用していないのですから、トランプはテリー・ゴウを信じてないですよw。

米国は、鴻海に対して、知的財産盗用での個別制裁を考えています・・中国に米国の技術が鴻海を通じて渡っていたとしたら・・・鴻海はアウトです!

数々の修羅場を潜り抜けてきた、テリー・ゴウですが、どうやらこれから人生最大の修羅場を迎えそうですね。

2020台湾総統選の予想と行方

2020台湾総統選は、米中の代理戦争と言われてますが、香港デモから状況が一変しました。


KENSHIN
国民党の代表韓国瑜は、高雄以外の台湾国内でも人気が高いポピュリストですが、具体的な政策はない人です・・大きなこと言い過ぎるので、一部では「ほら吹き」とも言われています。

かたや与党民進党の蔡英文には、香港デモから追い風が吹いています!

かつては経済政策に失敗し、リーダーシップも示すことができなかった蔡英文ですが、最近は中国共産党にも強気の発言が目立ちます・・・

台湾の蔡英文総統は7月12日、中国が台湾への武器売却に関与した米企業への制裁を表明したことに対し、「われわれが防衛能力を強化する機会を模索するのは非常に正当なことだ。隣人はおきまりのように四の五の言う必要はないと反論した。「四の五の言う」は中国外務省が他国を批判する際に使う言葉で、慎重な表現を好む蔡氏が中国を指して用いるのは異例だ。

― 産経新聞より ー

KENSHIN
台湾を取り巻く情勢が一変したことで、より強く「対中国」を鮮明にすることが、台湾総統選に勝利できると蔡英文は確信しているのでしょう!

逆に、中国との融和を押し出し過ぎると、韓国瑜の国民党は勝てない?かもですね

2020年の台湾総統選まで、しっかり台湾をチェックしたいと思います!

もちろん、郭台銘ことテリーゴウのこれからもです!!