エジルの中国批判「問題の本質」は世界で中国が孤立することです

2019年12月13日、プレミアムリーグ、アーセナルの主力選手で元ドイツ代表のメスト・エジルによる中国への批判ツイートが物議をかもしています。

批判内容は、中国共産党による新疆ウイグル自治区でのウイグル人の処遇についてのもの、

アーセナルは中国との放映権の影響からか、今回のエジルのコメントからは距離を置くことに・・・、

中国共産党は、中国国営の中国中央テレビは12月15日の生中継する予定だったアーセナル対マンチェスター・シティの試合の放送を中止としました。

KENSHIN
批判内容については、メスト・エジルは何も間違っておらず、トルコ系ドイツ人でイスラム教徒の彼がウイグルで行われている拷問の事実に対して、「中国共産党は人権と宗教への弾圧をやめろ!」という心の叫びをツイートしただけです・・・ウイグル人への弾圧は「事実」ですから、中国共産党の報復はおかしいでしょ?

中国共産党の報復に対して、米国の国務長官マイク・ポンペオが反応、

ポンぺオ
中国共産党のプロパガンダ放送局は、エジル選手とアーセナルの試合をシーズンを通して検閲できるが、真実は勝つ、中国共産党は、ウイグル人や他の宗教の信者に対して行っている言語道断な人権侵害を世界から隠すことはできない!

と主張・・・ジョンソン首相の勢いが目立つ、プレミアム・リーグのお膝元の英国政府も、

英国政府
言論と表現の自由を一貫して擁護しており、他の国々も同じように行動するよう求めている・・・新疆の人権状況を深く憂慮しており、中国政府に対して、そして国連でこうした問題を頻繁に提起してきた・・。

と述べていますので、中国共産党は「エジル選手はフェイクニュースに欺かれている」と発言するなら、

新疆ウイグル自治区カシュガルにある『再教育施設』の一般公開は必要なのでは?

ただ、エジルの中国批判により「問題の本質」はエジル個人のことではなく、

このままだと中国が、完全に世界から孤立することだと思うのですが?気づいていますかね?

「エジルの中国批判」このまま中国は世界から孤立する

今回の「エジルの中国批判」による中国共産党の反応からの対応は、

前回のNBAヒューストン・ロケッツのGMによる香港デモ支持ツイートの時と比較して大人しい印象でしたよね、

その理由は明らかであり、

KENSHIN
NBAの事件が「香港デモ」のニュースを中国と米国で大きく伝えることになっただけに、もうあの規模の大きな騒動はいらないというが中国側の本心でしょうね、中国共産党にとってウイグル問題は極めて慎重な問題だと言うことです、しかしながら・・・、

ウイグルに関しては米国政府による『ウイグル人権法案』が米下院で可決されたところ、

トランプ大統領がサインすれば、『再教育施設』の閉鎖が求められ、

新疆ウイグル自治区トップの陳全国(チェン・チュエングオ)共産党委員会書記をはじめとしたウイグル政策に関わる中国当局者らに、あらゆる制裁を科すことが出来るようになります。

要するにこの法案により、中国共産党による少数民族への人権弾圧が世界中で暴露されるということです。

KENSHIN
特に再教育施設で行われていると噂されるウイグル人から臓器を抜き取る「臓器売買」の実態が明るみに出たら、中国は世界中の人権団体からの批判のみならず、完全に世界から孤立することになるでしょう。

エジルがこの「流れ」を理解してからのツイートだったのかはわかりませんが、ひとつだけ言えるとするなら、

「2450万人のフォロワー(400万人は中国人)が応援する「エジルの中国批判」ツイートは、ウイグル問題の解決に拍車をかけた」ということです。

中国人は「問題の本質」を知りましょう

今回のメスト・エジルによる中国政府批判に対して、中国国民によるエジルへの感情的な報復批判や行動が目立ちますが、

KENSHIN
中国人によるエジルの名の入ったユニフォームを燃やす行為などが報道されていましたね。

中国人は「問題の本質」を知ること、理解することが重要だと思います。

大きなリスクを背負いながら、なぜ?エジルが中国共産党を批判したのか?

このままだと中国共産党だけでなく、あなたたち中国人も世界から完全に孤立することになりますよ。

「エジルの中国批判」エジルの覚悟

今回のエジルのツイート内容には、中国の新疆ウイグル自治区で迫害されているイスラム教徒たちに対して、イスラム国家たちが沈黙していることを強く批判していました。

特に注目したのが、エジルが批判したイスラム国家には母国のトルコがあることと、

そしてトルコのエルドアン大統領がエジルと親交が深い仲である一方、エルドアンは親中派だということ・・・、

やはり、メスト・エジルの今回の発言には、それなりの強い覚悟を感じます。

KENSHIN
因みに、エジルの発言にはいつも否定的なもうひとつの母国ドイツは、今回の中国批判に対しては寛容でした・・・これは現在の中国とドイツの関係が良くないことを意味しますね。

中国マネーに負けるアーセナル

片やクラブ側のアーセナルは、エジルのコメントはあくまでも同選手の「個人的な見解」と強調、

確かに、エジルの発言は厳密的にも「個人的な見解」と言えますが、内容は人権弾圧に対する正当な批判です。

国際サッカー連盟FIFAは2017年、国際的な人権規範を尊重することを公に表明してましたよね?

そうなると「個人的な見解」と片付けるアーセナルの対応は正しいのか?

これまた理由は明らか、

プレミアリーグの放映権の最大の買い手は中国です、現在3年で7億ドル(約763億円)の契約を結んでいます。

KENSHIN
アーセナルも中国市場でのビジネス展開を狙っており、2011年以来プレシーズンツアーを3回行っており、シャツやグッズなどの収益金も莫大です。近々中国にテーマ・レストランのチェーンを開店する計画も中国共産党の模索中なのです。

中国マネーに顔を叩かれて従うクラブ側の現実・・・だからこそ「エジルの中国批判」の意味は深いと思います。

ただ、このまま中国マネーは続くとは思えない?中国が今後の放映料も払えるかどうか?も疑問です。

政治的にも経済的にも中国は世界から孤立していますから・・・。

世界のスポーツのビッククラブは、中国マネーとの関係を本気で見直す時期に来ていると思いますよ。

「エジルの中国批判」から世界が変わる

「エジルの中国批判」から、ウイグル問題が世界から注目されたこと、

さらには中国共産党の中国マネーによる政治的な世界弾圧も説かせていただきました。

エジルの今回の発言を冷静に分析なさる方もいますが・・・、

KENSHIN
例えば「エジルはキャリアが終盤だから」とか「エジルはアメリカのクラブへの移籍が決まっている」から中国批判ができた・・などです、それでもエジルの行為は素晴らしいと思います、大げさではなくこれで世界が変わると思いますよ。そして「中国に物申す」第2、第3のエジルは近日中に必ず登場するでしょう。

中国マネーと言えば、日本の大企業もアーセナルと同じような行動をとっていますから、安倍総理にも対中国に関しては、メスト・エジルから何かを感じ取ってほしいですね。

最後に、中国共産党に言いたいことは、

変わるのは世界ではなく、中国共産党だ!ということ、

変わらなければ、中国共産党は必ず崩壊して消滅しますよ、というか、世界はそれを望んでいますけどね・・以上です。