『台湾総統選挙2020』結果総括・・台湾と米中日の”これから”

2020年1月11日に台湾の運命を決める

『台湾総統選挙2020』

民進党の蔡英文の再選が決まりました!

中国・・・中国共産党から強硬な姿勢をとっている蔡英文は総統選の勝利演説で、台湾を力ずくで奪還するといった脅しを放棄するよう中国側に求めました。

『台湾総統選挙2020』の台湾独立派と中国共産党の戦いの裏側はやはり壮絶だったようなのです!

台湾の立法院(国会)が、中国による干渉を阻止するための『反浸透法案』を可決し、同法が成立しましたが、

『反浸透法案』とは、国外の「敵対勢力」による選挙運動やロビー活動、政治献金、社会秩序の破壊、選挙に関連した虚偽情報の拡散などの活動を禁止するもの。違反した者には5年以下の懲役および33万2000ドル(約3600万円)以下の罰金が科される。

このような法案とは関係なく、台湾メディアのすべての広告を中国共産党は買い取り、投票日までの一週間は、圧倒的な力で、蔡英文へのネガティブキャンペーンを展開!

最後の一週間の戦いで、実は民進党は中国側にとことん追い込まれていたのです・・・、

しかし、中国支配から逃れるための『台湾総統選挙2020』の勝利の立役者は台湾の若者たちでした!!

KENSHIN
台湾の学生たちは、勉学で忙しいなか台湾総統選挙に積極的に参加し、中国共産党による蔡英文のネガティブキャンペーンを跳ねのけ、民進党の勝利に貢献しました。

まさしく民主主義が当たり前の日本からは想像もつかない戦いですね・・・、

こちらの記事では『台湾総統選2020』の総括と”これから”について説いてみたいと思います。

『台湾総統選2020』総括と”これから”

『台湾総統選2020』での台湾総統は、得票数は800万票超で民進党の蔡英文が勝利となり、

ここから台湾の主権国立国家に向けての新たな戦いが始まるのです!

香港デモの追い風に乗った親日派の蔡英文

与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文

台湾初の女性総統であり、台湾の独立を求める勢力の代表です。

国立台湾大学法学部を卒業後、アメリカのコーネル大学ロースクールに留学して法学修士、イギリスのロンドン・スクル・オブ・エコノミクスで法学博士の資格を取得するなどエリート層の蔡英文。

現在の支持率の高さと今回の総統選の勝利の要因は、

『香港デモ』による「中国と接近すれば香港の二の舞いになる」という台湾市民の危機感からであり・・・、

これは蔡英文の実力外なところが大きく、だからこそ、これからの4年間は「蔡英文の実績」が重要になります。

蔡英文の課題は経済政策ですので、まずは米国と米台FTAを結び、中国からの貿易の「流れ」を変えること、

そして日本は台湾のTPP加盟を推薦して認めることです。

ただ、2019年の台湾の経済成長は順調に伸びており、「流れ」は確実に変わりつつあります。

KENSHIN
ここに来て台湾の経済が伸びています・・・理由は、米中貿易摩擦を受け、IT機器の生産を担う台湾企業が、工場などを中国から台湾へとシフトしていることから、生産能力の増強に向けた設備投資が成長率を押し上げているようです・・・これは蔡英文にとってかなりの追い風になりますね。

韓国瑜の敗因

最大野党・国民党の韓国瑜

国民党は、台湾の独立ではなく中国との統一政策を進める勢力です。

青果市場の社長から高尾市長となり、「国民党代表選」で郭台銘にも勝利して、今回の台湾総統選挙には初出馬になりました。

中和市副市長を経て、在野で台北農産運銷公司、台北市青果市場の総経理を務めたり、他にも雲林県でヴィクトリア・アカデミー財団法人を設立など.もともとは政治への直接の関りはなかったですが、

民進党の牙城と見なされていた高雄での市長選に当選してから人生が変わりました。

韓国瑜の「選挙の勝ち方」に目を付けた中国共産党の後押しのもと、2019年の今頃は、最大野党の代表として台湾総統選挙も勝利する可能性が高かった韓国瑜ですが、

状況が一変したのは・・・同じく『香港デモ』です。

中国共産党との関係が深い韓国瑜にとっては、当然ながらマイナスのイメージが付きましたよね。

KENSHIN
その後、数々の汚職が発覚するなどして大きく失速・・・もともと具体的な政策がない人なので、大きなこと言い過ぎることから一部では「ほら吹き」とも言われていましたが、それでも最終的にに猛追を見せ、540万票集めたのはさすがですね。

敗北を認めた韓氏は、「蔡総統に電話で祝福を伝えた」と述べました・・・。

新民党はなくなります

現在、親民党主席の宋楚瑜、年齢は77歳と高齢です。※因みに蔡英文は63歳、韓国瑜は62歳です。

親民党は、中国との関係が深いので独立ではなく統一派です・・・台湾総統選挙は常連の宋楚瑜、今回の総統選で4回目になりました。

宋楚瑜の台湾での実績としては、元台湾総統の蒋経国の側近として行政院新聞局副局長、同局長などを歴任。

選挙前は親民党の支持率は10%弱だったのですが4.3%となり、議席もなくなりました・・・、

そもそも郭台銘の後ろ盾は?なかったのか?

これで親民党はなくなるでしょう・・。

『台湾総統選挙2020』米中それぞれの思惑

『台湾総統選挙』は、米中の代理戦争とも言われていました。

日本はいまだに気づいていませんが、

台湾が米国側に付くか中国側に付くかで日本の運命も大きく変えてしまうのです。

『台湾総統選挙2020』米国の思惑

1979年のカーター政権が台湾と断交して以来、米国は台湾と距離を取ってきましたが、

トランプ政権による対中国政策により変りました。

トランプ政権は、地政学的にも対中国における台湾の重要性を理解し、

武器の供与が可能な米台関係法、米台の政府要人の相合訪問を可能にする『米台湾旅行法』など積極的に台湾との関係を築いてきました。

蔡英文が台湾総統選を勝利したことで、米国は米台同盟を組むことになるでしょう。

民進党も米国の力を借り、

中国からの完全独立も可能となるので、主権国家としての台湾が誕生することになります!

KENSHIN
米国は、反米で親中の韓国との同盟を破棄し、新たに米台日の三国同盟を組むこととになるでしょう、さらにインド、オーストラリア、ニュージーランド、ASEANとの連携で「海洋アジア連合」の完成となり、中国を南シナ海から追い出すのです!

東アジアの勢力地図が、米台日同盟で大きく変わることは間違いないでしょう。

『台湾総統選挙2020』中国の思惑は終了

事実上の香港での敗戦により、台湾に関しては負けるわけにはいかなくなった習近平ですが、

台湾でも負けることになりました。

習近平は、今年の新年の挨拶のなかで、香港と同じ「一国二制度」による統一を台湾に呼びかけましたが、

「香港デモ」の惨劇により、「一国二制度」が守られていないことが明るみとなり、

この事実を深刻に受け止めたのは、習近平に一国二制度による統一を呼びかけられていた台湾の国民でした。

台湾での負けは習近平体制の終了となる可能性も出てきましたので、これで南シナ海の人工島も破壊されますね。

台湾が独立となり反中国を正式に表明することで、中国の東アジア制覇の夢は終了ということになります。

KENSHIN
蔡英文の民進党の勝利から米台同盟が合意となることが、習近平体制だけでなく中国共産党の破滅に繋がることに期待します!

『台湾総統選挙2020』日本はどうする?

中国や党内の親中派に気を使ってか、台湾に対する動きが鈍い安倍総理。

しかし、台湾総統選挙で民進党の蔡英文が勝利したことで迷っている暇はありません!

直ちに日台首脳会議を行い、お互いの国交を活性化させるべきです!そして、

台湾のTPP加盟を実現させ、米国を交え三国の安保協定を結ぶことが重要になります。

そのあとに、自衛隊と米軍と台湾軍の共同軍事演習を台湾で繰り返し行えば、中国への大きな抑止力になります。

KENSHIN
そして国賓待遇での習近平来日を断り、このまま中国との距離を取ることも決めるべきです。

東アジアでの情勢が変わるとき、日本はどこのポジションにいるのか?が重要になります、

これで日本の未来が決まるのです・・・。