台湾総統選2020!親日の蔡英文当選でTPP加盟国に日本が推薦する?

年明けの2020年1月11日に行われる、台湾総統選挙2020、

立候補の受付が11月18日から始まり、台湾の二大政党の代表

・反中派「民進党」の蔡英文(サイエイブン)

・親中派「国民党」の韓国瑜(カンコクユ)

の二人が予想通り立候補しましたね。

米中冷戦の代理戦争とも言える台湾総統選挙の結果により、

台湾の運命が2020年の年明けに決まります!

11月末現在の世論調査では、対中強硬路線の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文総統が大差でリードしている状況、

蔡英文へのこの追い風は「香港デモ」の影響によるもの!

KENSHIN
実は台湾も中国共産党から『一国二制度』の提案を受けていましたが、香港デモの暴動からも一目瞭然、中国が約束を守らないことが証明され、「台湾は香港のようにならない」を合言葉に、蔡英文の支持率が急上昇となり民進党が大きくリードしています。

ただ、ここに来て第3の候補者が表れました!

親民党の宋楚瑜(ソウソユ)です。

中国共産党とのパイプも深い宋楚瑜・・・中共と言えば、どうやら”この人”が宋楚瑜を支援するそうですよ!

郭台銘が裏から支援するということは、習近平の動きも加わるということですね。

まだまだ油断大敵の台湾総統選は、予期せぬことが起こりそうです。

それでは、簡単な立候補者の紹介と現時点での支持率、

そして米中それぞれの思惑と、ついでに日本が台湾に行うべきことなども説いていきたいと思います。

『台湾総統選2020』候補者の紹介と支持率

台湾のシンクタンク「両岸政策協会」によりますと、2019年の11月中頃の候補者それぞれの支持率は以下の通りです。

・蔡英文・・・48.9%

・韓国瑜・・・28.8%

・宋楚瑜・・・9.6%

香港デモの追い風に乗った親日派の蔡英文

与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文

現総統であり、台湾初の女性総統であり、台湾の独立を求める勢力のトップです。

国立台湾大学法学部を卒業後、アメリカのコーネル大学ロースクールに留学して法学修士、イギリスのロンドン・スクル・オブ・エコノミクスで法学博士の資格を取得するなどエリート層の蔡英文。

KENSHIN
2016年の総統選で勝利しましたが、中国からの圧力もあり経済政策で失敗し、現状維持派への配慮から「独立」にも踏み出せず、そのまま地方選挙の大敗の責任を取り、民進党党首を辞任する過去があります。

現在の支持率の高さは、『香港デモ』による「中国と接近すれば香港の二の舞いになる」という台湾市民の危機感からであり・・・、

蔡英文の能力ではございません・・・だからこそ「蔡英文の実績」が必要になります。

蔡英文の課題は経済政策ですので、まずは米国と米台FTAを結び、中国からの貿易の「流れ」を断つこと、

そして日本は台湾のTPP加盟を推薦して認めることです。

米台日の同盟を強めることが台湾経済の発展に必ず繋がりますので、蔡英文には引き続き積極的に動いてもらいたいですね。

KENSHIN
ここに来て台湾の経済が伸びている・・・理由は、米中貿易摩擦を受け、IT機器の生産を担う台湾企業が、工場などを中国から台湾へとシフトしていることから、生産能力の増強に向けた設備投資が成長率を押し上げているようです・・・これは蔡英文にとってかなりの追い風になる。

失速理由が様々な韓国瑜

最大野党・国民党の韓国瑜

国民党は、台湾の独立ではなく中国との統一政策を進める勢力です。

青果市場の社長から高尾市長となり、「国民党代表選」で郭台銘にも勝利して、今回の台湾総統選挙には初出馬になります。

中和市副市長を経て、在野で台北農産運銷公司、台北市青果市場の総経理を務めたり、他にも雲林県でヴィクトリア・アカデミー財団法人を設立など.もともとは政治への直接の関りはなかったですが、

民進党の牙城と見なされていた高雄での市長選に当選してから変わりました。

韓国瑜の「選挙の勝ち方」に目を付けた中国共産党の後押しのもと、最大野党の代表として台湾総統選挙も勝利する可能性が高かった韓国瑜ですが、

状況が一変しました・・・同じく『香港デモ』です。

中国共産党との関係が深い韓国瑜にとっては、当然ながらマイナスのイメージが付きますよね。

KENSHIN
その後、数々の汚職が発覚するなどして大きく失速・・・もともと具体的な政策がない人なので、大きなこと言い過ぎることから一部では「ほら吹き」とも言われています。現在は香港デモの影響から中国共産党の立場が悪くなると距離を取るなど、わかりやすい人なんですよね・・・まぁ今のままなら蔡英文には勝てないでしょう。

宋楚瑜と郭台銘に課せられた指令

現在、親民党主席の宋楚瑜、年齢は77歳と高齢です。※因みに蔡英文は63歳、韓国瑜は62歳です。

親民党は、中国との関係が深いので独立ではなく統一派ですね。

台湾総統選挙は常連の宋楚瑜、今回の総統選で4回目になります。

台湾での実績としては、元台湾総統の蒋経国の側近として行政院新聞局副局長、同局長などを歴任しました。

支持率は10%弱ですが、固い支持層を持っていることと、ここからの郭台銘の戦略による無党派層の獲得で一波乱起こしそうではあります。

「蔡氏が取り込んできた無党派票に宋氏が食い込めれば、蔡氏と韓氏の差が縮まる」(台湾・東海大学の潘兆民教授)【日経新聞 2019.11,19】

確かにあり得ない話ではないですね、郭台銘(テリーゴウ)も裏にいますから。

「中国共産党がこのまま負けるわけにはいかない」といったところでの宋楚瑜の立候補は、間違いなく中国共産党によって課せられた宋楚瑜と郭台銘への指令ですね。

台湾総統選・・・2020年1月11日までもつれそうです。

※今後も投票日まで台湾総統選を追いかけますので、その都度こちらの記事はリライト(再編集)致します。

『台湾総統選挙2020』米中それぞれの思惑

『台湾総統選挙』は、米中の代理戦争とも言われています。

日本は気づいていませんが、台湾が米国側に付くか中国側に付くかで日本の運命も大きく変えてしまいます。

『台湾総統選挙2020』米国の思惑

1979年のカーター政権が台湾と断交して以来、米国は台湾と距離を取ってきましたが、トランプ政権による対中国政策により変りました。

トランプ政権は、地政学的にも対中国における台湾の重要性を理解し、

武器の供与が可能な米台関係法、米台の政府要人の相合訪問を可能にする米台湾旅行法など積極的に台湾との関係を築いてきました。

親米派の蔡英文が台湾総統選を勝利することで、米台同盟を組むことになるでしょう。

民進党の台湾も米国の力を借りて、

中国からの完全独立も可能となり国家としての台湾が誕生することになります。

KENSHIN
米国は、反米で親中の韓国との同盟を破棄し、新たに米台日の三国同盟を組むこととになるでしょう、さらにインド、オーストラリア、ニュージーランド、ASEANとの連携で「海洋アジア連合」の完成となり、中国を南シナ海から追い出すのです!

東アジアの勢力地図が、米台日同盟で大きく変わることは間違いないでしょう。

『台湾総統選挙2020』中国の思惑

事実上の香港での敗戦により、台湾に関しては負けるわけにはいかなくなった習近平ですが、

このままだと台湾でも負けることになるでしょう。

習近平は、今年の新年の挨拶のなかで、香港と同じ「一国二制度」による統一を台湾に呼びかけました。

しかし、今回の香港の命懸けのデモにより、「一国二制度」が守られていないことが明るみとなり、

この事実を深刻に受け止めたのは、習近平に一国二制度による統一を呼びかけられていた台湾の国民でした。

KENSHIN
「私たちは香港のようには絶対ならない!」・・・これで習近平は台湾での負けも決定的と思われます。

台湾での負けは習近平体制の終了となる可能性も出てきましたので、これで南シナ海の人工島も破壊されますね。

台湾が独立となり反中国を正式に表明することで、中国の東アジア制覇の夢は終了ということになります。

『台湾総統選挙2020』日本の立場

中国や党内の親中派に気を使ってか、台湾に対する動きが鈍い安倍総理。

しかし、台湾総統選挙で民進党の蔡英文が勝利すれば、直ちに日台首脳会議を行い、お互いの国交を活性化させるべきです!そして、

台湾のTPP加盟を実現させ、米国を交え三国の安保協定を結ぶことが重要になります。

そのあとに、自衛隊と米軍と台湾軍の共同軍事演習を台湾で繰り返し行えば、中国への大きな抑止力になります。

台湾総統選挙2020の結果は2020年1月11日ですが、日本は蔡英文勝利での台湾戦略を迅速に行えるように、今から何度もシュミレーションすることが大切だと思います。

KENSHIN
そして国賓待遇での習近平来日を断り、中国との距離を取ることもこの時になるでしょう。

東アジアでの情勢が変わるとき、日本はどこにいるのか?

これで日本の未来が決まります・・・。