トランプ大統領は本当に韓国が嫌いなのだろうか?

米国と韓国の同盟関係が、日韓GSOMIAの破棄か延長かでギクシャクしています。

米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、失効期限が迫っている日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について「失効すれば、中国や北朝鮮を利することになる」と語り、強い懸念を示した。この後、エスパー米国防長官と訪韓する予定で、延長に応じるよう、韓国側に改めて促す考えを明らかにした。

ー日経新聞 2019.11.14ー

ミリー統合参謀本部議長やエスパー米国防長官、さらにはポンぺオ国務長官の「在韓米軍の安全確保」のための、米韓日のGSOMIA連携の重要度は理解ができます。

ただ、こちらにも書きましたが、

左派政権となる文在寅政権の米軍が絡むことでの決定権は、韓国の文在寅ではなく、北朝鮮の金正恩にあります。

KENSHIN
ということなので、ミリーさんもエスパーさんも韓国側ではなく、金正恩と直接交渉しないと、日韓のGSOMIAはこのまま破棄になりますよ!

あと気になったのが、一連の韓国の親北の動きにトランプ大統領が激怒していて、

「トランプ大統領は韓国が大嫌い」といった報道が日本のマスコミを中心に目に付くところです。

トランプ大統領が韓国に激怒している?・・そもそも、トランプ大統領は本当に韓国が嫌いなのでしょうか?

こちらの記事では「トランプ大統領の韓国(文政権)の見方」といったところを探ってみようと思いますので、お付き合いください。

トランプ大統領は韓国が嫌いなのか?

「トランプ大統領は韓国が嫌いなのか?」と質問されたら、おそらく好きか嫌いかでは好きではないでしょう。

トランプ大統領は、「これまでの朝鮮半島の平和を守ってきたのは在韓米軍だ」という考えがあり、その割には米軍の駐留費用が格安過ぎるとも思っています。

だから、在韓米軍を撤退させたい・・・、

これはトランプ大統領の「米国は世界の警察を辞める」という選挙公約でもあります。

かたや左派系の文在寅政権も、朝鮮半島の南北統一のためには在韓米軍は邪魔な存在であり、

韓国の左派思想には「信じられるのは我ら朝鮮民族のみ」という考えがあり、

そうなると「朝鮮人の身は朝鮮人が守る」となるので、

朝鮮半島統一 = 在韓米軍撤退・・・となります。

ですから、トランプ大統領が「韓国のことが嫌いなのか?」と聞かれたら、次のように答えるでしょう、

トランプ大統領
好きとか嫌いとかではなく、韓国の文在寅大統領とは利害が一致しているので、お互いの目的達成のためにこのまま協力しながら関係を進めていく。

トランプの韓国物乞い発言

過去にも、トランプ大統領が北朝鮮との対話にこだわる韓国を「物乞いのようだ」と批判した!という報道などがありましたが、その発言に関しては事実ではなかったようです。

「トランプが韓国に激怒」「トランプが韓国を批判」などなど、日本のマスコミはトランプ大統領と韓国との関係を煽りますが、トランプ大統領は韓国が嫌いではありません。

しかし、トランプと文在寅はお互いのことを信じているわけでもありません。

トランプ大統領と文在寅大統領の関係は、

二人の利害でもあり目標でもある、アメリカファ―ストと朝鮮ファ―ストの志向が一致するのみの関係なのです。

トランプは韓国を見捨てる?

「トランプはすでに韓国を見捨てている」という報道などもありますが、確かにトランプは韓国という国に対しての関心は皆無でしょう・・・。

ただ、南北統一に向けての「統一朝鮮」の在り方については、トランプは興味があるというか・・・、

要するに、トランプ大統領は「統一朝鮮を中国側にいかせない!」ことには細心の注意を払っています。

そのためにも、中国との交わりを拒む金正恩による、北朝鮮主導の高麗連邦構想型での南北統一を米国も望む可能性が高いかと思われます。

あと韓国のことですが、

トランプが韓国を見捨てなくても、統一朝鮮となれば、韓国という国はなくなると思います、

統一朝鮮となれば・・ですけどね。

北朝鮮の核保有も認める?

実務者レベルでの米朝による「非核化交渉」に関しては、今後も進展はないでしょう。

トランプ大統領も上手くいかないことをわかっていてやらせているのではないでしょうか?

実務者レベルが上手くいかないことで、トランプと金正恩との繋がりから、

中国側に付かないことを条件に、「統一朝鮮がなされた後に核保有を認める」ということが今後、二人のなかで話されるかもしれない・・・これ、あり得ない話でもないと思います。

KENSHIN
過去にも米国は、インドやパキスタンや同盟国のイスラエルにも核保有を認めています。実際にインドの核が中国への抑止力になっていますから、地政学的にも統一朝鮮の核も米国にとっての対中戦略になるということです。

このまま北朝鮮に圧力をかけすぎることで、金正恩が中国側に付き、

統一朝鮮の核が中国の潜水艦により運ばれ、米国本土を襲うことだけは、トランプ大統領は避けたいですからね。

韓国で何が起きるか見守ろう

「韓国で何が起きるか見守ろう」・・・、

文政権からGSOMIA破棄が発表された時に、トランプ大統領がつぶやいた言葉です。

トランプ大統領の韓国に対するスタンスは、はじめから何も変わっていません!

韓国を好きとか嫌いとか、見捨てるとかではなく、そのままの「流れ」を見守る俯瞰の立場です。

トランプ大統領
自国のことは自国で決めて行動しろ!重要なことは、アメリカファ―ストと朝鮮ファ―ストをお互い貫くことだ!

南北統一とは、朝鮮半島での米軍の仕事が終了がすることを意味し、在韓米軍は韓国から撤退できる。

南北の朝鮮半島が統一朝鮮として完成すれば良い・・ただし中国側には付かせない、

そのための条件として、米国は統一朝鮮での核保有を認める可能性もある。

しかし、こちらの記事だと、韓国の右派の逆襲により、統一はできないかもしれない、

そうなると朝鮮半島情勢は、まだまだ一波乱も二波乱もあるね。

ということは、否が応でもトランプ大統領と朝鮮半島との関係は続く、ということになりそうですね。