「北朝鮮は今後どうなる?」米国が核保有を認める条件とは?

米国と北朝鮮との関係が怪しくなってきましたね・・・、

このままでは、実務者レベルでの米朝協議で何かが決まる?ということは、これからもないと思われます。

米国政府は変わらず「北朝鮮の完全非核化」が目標ですが、

北朝鮮に非核化の意志などは皆無です。

ポンぺオ
金正恩は、私に6回も「非核化する」と言ったんだ!

と・・・ここまでの交渉を担当した、ポンぺオ国務長官は怒り狂うかもしれませんが、北朝鮮の非核化はないです・・・なぜなら?北朝鮮は、

”核保有国として認めさせること”

が、目標だからです。

朝鮮戦争後、南北分断の屈辱を受けながらも南は経済発展、北は核開発で現体制をこれまで死守してきました。

KENSHIN
核を持つことで、米国だけでなく中国やロシアへの外交カードにも使え、さらに北の核は「文政権の暴挙」の根源とも言える、韓国の親北派勢力たちへの”シンボル”にもなっているのです・・・だからこそ核は今後も手放せない。

核を手放した時点で国内外から一斉に命を狙われることを、金正恩は誰よりも分かっています。

金正恩
我々は年末までは待つ・・しかし、米国からの一方的な非核化要求には従わず、その後、我々は我が道を行くことになるだろう!

瀬戸際外交が復活した北朝鮮・・・金正恩のこの言葉も不気味です。

米国政府も、北朝鮮の非核化に関しては平和的な解決などが望めないことをそろそろ認めるべきであり、

北朝鮮を危険国として攻撃して焼け野原にして終わらせるか?

はたまた、条件提示で北朝鮮の核保有を認めるか?

決める時期に来ているとは思うのですが、

KENSHIN
筆者としては、ここまで来たなら、後者の方が北朝鮮と建設的な会談が出来ると思います。あと、米国政府は北の「完全非核化」を変えませんが、金正恩と直接やり取りするトランプ大統領は「条件付きでの核保有」をすでに認めているのかもしれません。

もし、トランプ大統領の米国が北朝鮮の核保有を認めるなら?その条件とは何か?検証してみました!

トランプが黙認する北朝鮮の核保有国への条件とは?

トランプ政権以前の米国は北朝鮮をテロ支援国家と明確に指定し,

独裁者政権の名のもと数々の会談や協議を繰り返してきましたが、ほぼ何も決まりませんでした。

たとえ決まったとしても約束が守られたことは一度もないのです。

現在も国際社会は、北朝鮮に対しては「テロリスト集団が大量破壊兵器を保有しているに等しい」という認識で一致しており、ゆえに北朝鮮には徹底した制裁で対抗する構図は変わりません。

しかし、それでは何も進まない・・ボルトンを解任した理由はここにあります。

KENSHIN
トランプ大統領は、東アジア情勢は”対中国への戦略がすべて”と位置付けており、地政学的にも中国と繋がっている”北朝鮮というカード”の「切り方」に対して、独自の考えがあるように思えます・・・、ですから、

・米国領域の許容範囲内(グアム・ハワイ)に届くミサイルは作らない

・隣国から自国を守る自衛のための核保有は認める

・中国との国交断絶(中国側に行かない)

 

これらの条件で北朝鮮の核保有を認める可能性が、トランプ大統領にはあるのではないでしょうか?

北朝鮮と中国の関係を知るトランプ

トランプは金正恩との手紙での直接交渉を繰り返す中で、北朝鮮と中国の関係を熟知しています。

実は、北朝鮮の金家には「中国を信用するな!」の遺訓が存在するのです。

KENSHIN
中国との関係が深かった叔父の張成沢(チャンソンテク)と実兄の金正男(キムジョンナム)を粛清したのも、父親である金正日(キムジョンイル)の遺訓を守るためであり、トランプはそのことを理解しているので、北朝鮮と協議を続けているのです。

金正恩がトランプとの米朝首脳会談に応じたのも、中国の圧力に対抗するためでした。

トランプがこうした北朝鮮と中国の関係を知っていることからも、

「核を持つ北朝鮮を対中国への抑止力とする」考えでの「条件付き核保有国の黙認」はあるのでは?となるです。

「北朝鮮は今後どうなる?」朝鮮半島の完全赤化

しかし、ここに来てトランプは北朝鮮との協議に強い危機感を持っています。

それは韓国が中国と防衛協定を締結したからです・・・、

韓国は、強引な米国の駐留費の値上げやGSOMIA破棄撤回への圧力に、内心激怒しており中国からの誘いに乗りました、

この流れは、北朝鮮に圧力をかけすぎている米国には不利です。

「我々は年末までは待つ」の金正恩の言葉から米朝協議に進展がなく、金正恩が軸足を中国に向けたとしたら?

今回の中韓による防衛協定締結が、先ほどとは別の意味での「北朝鮮の核保有を認める」キッカケになるかもしれません、

中朝同盟&中韓同盟による、中国と朝鮮半島による完全赤化だけは、米国は避けなければなりません。

KENSHIN
今後の米国は、北朝鮮から足元をみられる協議を余儀なくされる可能性も出て来ました・・・「北朝鮮の今後どうなる?」は、米国側の譲歩次第となるかも、ですね。

どちらにしろ、東アジア情勢について米国の究極の選択は続くようですが、

米国は、北朝鮮や韓国が赤化する前に経済制裁を強め、さらなる軍事制裁の脅威を見せつけて追い込むので、朝鮮半島の完全赤化はかなり困難だと思われます。

KENSHIN
米国の脅威に、おそらく受け手側の中国もひよって逃げるでしょう・・中国はそういう国です、コソコソが得意な国なんです。

あと、米国は北朝鮮を攻撃しないとは言いましたが、

北朝鮮への軍事攻撃のオプションをなくしたわけではないですよ・・・。

米国が北朝鮮を攻撃する可能性

ボルトンを解任したから、北朝鮮への総攻撃はなくなったのか?

ボルトンの存在などは関係なく米国は、

北朝鮮がはっきりと米国の安全を侵す行動に出た場合、

核保有を認める考えを取り下げ、北朝鮮に総攻撃をかけます。

KENSHIN
具体的なところでは、現在のグアムやハワイの近くの海に北朝鮮からのミサイルが撃ち込まれれば、米国からは反撃はあるでしょうね・・・あとはミサイルの種類です、米国に影響があるミサイルを見つけ次第、警告からの攻撃準備に入るでしょう。

北朝鮮はそのことを深く理解していますので、これまで米国本土や領土を脅かすような行動は行っていません。

トランプが提案する、条件付きでの核保有国としての認定も、条件が守られない時点で米国は北朝鮮を総攻撃するでしょう。

米国は、朝鮮半島から撤退したいので、後処理を伴う余計な戦争は避けたいだけであり、

売られた喧嘩を買わない、というわけではないのです。

北朝鮮もさらには韓国も、米国の「虎の尾」だけは踏まないようにしなければなりませんよね。

日本は「北朝鮮の非核はいつ?」という他力本願をやめろ

最後に、北朝鮮の非核化についての日本側の気になる発言を紹介します。

「米朝協議」の間、日本は蚊帳の外状態ですが、

小野寺五典元防衛相は10月の15日に首都ワシントンで講演し、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射を事実上、容認するトランプ大統領の姿勢に懸念を示しました。

小野寺五典
日本に届くミサイルは許されて米国に届くICBM(大陸間弾道ミサイル)ではないから大丈夫というのであれば、日本としては深刻に受け止めなければいけない・・・米国は北朝鮮が誤った理解をしないよう明確なメッセージを出すべきだ!

北朝鮮に弾道ミサイル発射を禁じた国連安全保障理事会決議の履行を求めることを小野寺さんは言いたいと思うのですが、極めて他力本願的な発言ですよね

日本が北朝鮮のミサイルや核に対峙する動きを見せることが必要

であり、これこそトランプ政権と安倍政権が深いところで戦略的な共有ができていない証拠の発言です。

KENSHIN
「日本の圧力がぬるいから事態は動かない」とも言えるし、このまま米朝協議が進んだとしても日本の立場は苦しくなり、拉致問題解決までたどり着かないのではないでしょうか?「北朝鮮のミサイルが日本を越えて太平洋側に落下した時点で、日本からの報復ミサイルが発射され平壌を消滅させる」くらいを発表すれば?それだけで米朝協議は動きだしますよ。

米国は朝鮮半島の安全保障から撤退の意を持ち続けて、現在の米朝協議を進めています。

「米朝協議再開」の間に日本がすべきこととは?

自衛の意味を深く理解して日本は危機感を持ちながら、自衛のためのミサイル装備や、または自衛のための核保有などを匂わすなどして、自ら存在感を示すことが重要ではないかと思います・・・。