トランプ大統領がボルトン大統領補佐官を解任されました・・・。
ここに来るまでもいろいろあったのでしょう、最終的にはボルトンの方からの辞任をトランプが受け入れる形となったようです・・・。
とても残念ですね・・「超タカ派ボルトン取り扱い」はトランプ政権の売りでしたので。
こちらの記事でも書いたように・・・
無礼を繰り返す韓国に対して、在韓米軍の駐留費の請求などでボルトンがどのように韓国を追い込むのか?楽しみにしてましたから・・・。
トランプ政権の米国にとって、敵国との交渉はつねに一筋縄ではいかないものばかりでした
だからこそ、超タカ派のボルトンが米国の抑止力となり、ある意味での「脅し」としての効果を発揮していたのです!

なぜ?この時期に、トランプはボルトンを解任したのか?トランプ政権にとって、もう「脅し」は必要なくなったのか・・・?
ボルトン大統領補佐官の解任理由を探ってみましょう!
さらにボルトン解任により、気になるのは日本の拉致問題です・・・米国高官の中では拉致問題解決に積極的に尽力して頂いたのは、ボルトンでした!
どうなる?日本の拉致問題についても探ってみましょう・・・
目次
ボルトン大統領補佐官の解任理由とは?
結論から話しますと、トランプ政権のこれからは「強硬」姿勢ではなく「対話」を続ける姿勢に変更・・・ということになりました
ですから今後のトランプ政権には、超強硬派ボルトンは必要がなくなったのです。

ここまでのボルトン大統領補佐官のトランプ政権での役目とは?
「左に傾きかける大統領を右へ引っ張ること」でしたから、トランプ大統領とはいろいろと揉めましたw。
過去の米朝会談やイラン攻撃などでも垣間見れたように、トランプとボルトンの双方が考える「レッドライン」には、つねに乖離がありましたね・・・

それが今回、ボルトン解任の決め手?になったのが、タリバンの指導者をキャンプ・デービッド(アメリカ合衆国大統領の別荘)に呼んで、トランプ大統領が直々に和平交渉を行うことでした。

タリバン組織をキャンプ・デービッドに呼ぶこと、ましてや「9.11」と同じ週の日になどありえない・・・ボルトンは、この交渉でのトランプとの考え方の「乖離」は許せなかったのでしょう・・・。

「どのようなテロリストでも、米国の力による「対話」を続ければ、必ず説き伏せることができる」という
これからのトランプ政権のビジョンには、ボルトン自身もついていけないと思い、引き際を悟ったのではないでしょうか?
トランプに進言するニュースキャスター
追加情報ですが、ボルトン大統領補佐官の解任については、あるニュースキャスターが関係しているとも言われています。
そのニュースキャスターとは、FOXのタッカー・カールソンです・・・米国内でトランプ政権を支持する、唯一のメディア、「FOX」の看板キャスターのひとりです。(因みにもう一人はショーン・ハニティー)

タッカー・カールソンは、戦争での解決を求めるボルトンに危険を感じ、ボルトンの解任をトランプ大統領に強く求めていました。
実はタッカー・カールソンは、トランプ大統領の信頼からなのか?板門店で行われたトランプ&金正恩の会談に特別に同行しています・・・この時すでに、ボルトンは外されていました。
ボルトン解任は、もうこの時には決まっていたのでしょうね・・・。
ボルトン解任で拉致問題はどうなる?
北朝鮮がボルトン個人を罵倒したことがありましたが、それだけボルトンに恐怖を感じていたのでしょう。

今後、トランプ政権は金正恩とは、脅しではなく話し合いでディ―ルを得るようですが、本当に上手くいくでしょうか?
少なくともボルトンが解任になったことで、完全なる非核化はなくなったのではないでしょうか?
こうなると気になるのは、日本の拉致問題です
ボルトンは拉致問題については、トランプ政権内では一番に尽力を頂いていた人物なので、そのボルトンが解任となることで、拉致問題の解決も棚上げされる可能性があるのでは?と思いましたが・・・
ボルトンの懐刀のフレッド・フライツが、このままトランプ政権の中枢に残ることになり、少し安心しました
フライツが残るなら、拉致問題解決の火は消えないと思います。

ワシントン訪問中。ボルトンの懐刀として知られるフレッド・フライツと。彼が現在所長を務めるCenter for Security Policyにて。ホワイトハウスのすぐ近くという好立地。ボルトン・チームは存在感を増している。 pic.twitter.com/PdCvgiiI5P
— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) April 30, 2019
ボルトンはトランプ政権に帰ってくる?
確かにボルトンは強硬派でした・・・しかし、悪を見極める目は本物でした。
対話では通じない相手は存在するのです。
トランプ政権内が、イエスマンの部下ばかりにならないかを危惧しますね
大統領再選ばかりに目を奪われると、外交相手に隙を見せることにもなりますから、大切なのはバランスですね・・・トランプ大統領には必ず2期目も当選してもらいたいですので・・・。

そして2期目のトランプ大統領が誕生すれば、二人のトランプ政権復帰もあり得るかもしれません。
2期目は再選はないので、トランプ大統領も思いっきりなことが出来ますからねww!
これからも変わらず、ボルトン&トランプ大統領を応援します!