韓国のGSOMIA破棄の撤回には正直、驚きましたね・・・、
日本政府はもちろんですが、韓国国民も予想外のことだったので衝撃的だったようです。
こちらにも書きましたが、そもそも「GSOMIA破棄」は文在寅大統領の選挙公約でしたからね、
となると・・・文大統領、公約違反になるのでは?
北朝鮮への忖度もありましたので、破棄は当然かと・・・実際に文政権は破棄の予定でした。
でわなぜ?直前ギリギリでGSOMIA破棄の撤回となったのか?それは、
米国からの恫喝的な圧力があったからです。

決めてはポンペオ長官よる、康京和外相へ伝えた「最後通告」が効きました、

ポンぺオ国務長官から最終的には、経済制裁も辞さないことも言われたそうです・・・今の韓国経済が米国から制裁を受けると完全にジ・エンドとなりますから仕方ないですよね。
ただ、文政権はこのように恫喝的な米国の圧力に対して、怒りを押し殺していたようなのですが、とうとう行動に出てしまいました、
因みにこちらは、なぜか?日本のメディアでの報道が皆無のニュースです、
これは文政権はGSOMIAを破棄して、米日韓の同盟から抜け出し中国側へ行くこと決めていた、ということになります。
どうやら文在寅は、米国の「虎の尾」を踏んでしまったようなのです。
目次
韓国は中国の属国だから仕方ない?
文政権は長く、習近平の中国に粗末に扱われてきました。
しかし中国は米中貿易戦争による冷戦が続くことでの危機感からか、
東アジア諸国による「チーム中国」の編成に入り、米韓の不協和音の隙を突き、疎遠となっていた韓国を中国側へ取り込むことを決めたのでしょう。
拡大ASEAN国防相会議での中韓の国防会談は、中国による米日韓からの韓国の切り崩しになります。
韓国と中国の不思議な関係
「朝鮮半島の歴代王朝は中国の王朝の属国だった」という歴史が物語るように、中国にとっての韓国は属国であり下僕のようなもの、
それでも米国に恫喝され続ける韓国にとっては、中国は優しく新しいご主人様に映ったのかもしれませんね。

それでも、この時点での中韓同盟はあり得ない・・、
トランプ政権は中国側に付く動きを見せてきた韓国を絶対に許さないでしょう。
こちらにも書きましたが、
トランプ大統領は、確かに在韓同盟撤退や米韓同盟の終了は求めています、
しかしそれは北朝鮮の非核化などによる安全保障を達成してのことであって、あとは「統一朝鮮」を西側勢力側にに留めることが出来てのことです。
トランプ政権は、対中国のために朝鮮半島情勢に関わってきましたので、韓国の単独での「チーム中国」入りは完全なる裏切り行為になるのです。
韓国は中国の属国だから仕方ない?・・・そういう問題ではないのです。
米国が韓国に本気の制裁を加える
文政権が本気で中国側に行くなら、トランプ政権も本気の制裁を加えて、韓国を焦土化へと追い込むことになるでしょうね。
まずはここまでの在韓米軍の駐留経費として、協議不要での47億ドルを要求。
貿易関税の引き上げ、米国投資の韓国市場完全撤退などなど、
さらには、サムソンなどの財閥企業の米国移設など、韓国経済を骨抜きにする徹底した経済制裁で文政権を叩きのめします。
北朝鮮 ミサイル発射の容認
対中韓としての軍事戦略によるウルトラCとしては、米国が北朝鮮と同盟を結び、米朝同盟による北朝鮮の核保有を認めたうえでのミサイル発射の容認。
北朝鮮の核ミサイルの射程圏にはソウルはもちろんのこと、当然のごとく北京も入るなど、中国にも脅威を与えます。
文在寅と習近平を信じない金正恩の核ミサイルを持つ北朝鮮の存在は、異常な緊張感を韓国と中国に与え続けることになり、
米国とのGSOMIAも破棄され、在韓米軍もいない韓国は、いつ隣りの北朝鮮から核ミサイルが飛んでくるか?日々、怯えて暮らすことになるのです。

最悪の事態は、北朝鮮までもがチーム中国に加わることです・・そうなることを避けるため、米国は北朝鮮に足元を見られる外交を余儀なくされるかもしれません。
しかし、地政学的にも朝鮮半島が中国と同盟を組むことになったら、かなり面倒なことになります。
ということから、米国が韓国に本気の制裁を加えることは実行されることでしょう。
嘘だらけの国だけに驚くに及ばないが日本政府は“嗤う”だけだ。文政権はGSOMIA破棄問題で勝手に騒ぎ、勝手に撤回。真相は事大主義の国が米の本気の怒りに蒼白になった事。活動家のハリス大使公邸侵入事件以来、米の怒りは尋常でなかった。遂に文氏のレームダック化が始まった。https://t.co/uqkM4fzyPx
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) November 22, 2019
韓国文政権はどうなる?日本はどうするの?
日本とのGSOMIAの延長に仕方なく合意した韓国は、米国が要請する莫大な在韓米軍の駐留費に関してもごねることになるでしょうね。
文政権は、外交戦略が子供レベルですので、トランプ政権が本当は何に怒っているのか?わかっていません。
だから簡単に中国との防衛協定も結べるのですが・・・それでは米韓日でのGSOMIAの意味がなくなります。
韓国の国内情勢でも左派の文政権は、韓国右派の勢力に弾劾に追い込まれそうになっていますが・・・、
韓国右派側に、米国が加わる可能性も出てきました。

韓国文政権はどうなる?・・ですが、
どちらにしろ、トランプ政権だけでなく米国議会も対中国戦略でひとつになっていることを理解していない韓国文政権は、中国との防衛協定締結という、米国の「虎の尾」を踏んでしまったので終了に追い込まれていくことになるでしょう。
習近平を国賓級でおもてなしする?どこかの国
今回の韓国の文政権による外交の失敗から学ぶべき国があります。
2020年の春に「習近平を国賓級でおもてなしする?」とほざいている、どこかの国です。
米国は、日本の「中国とはビジネスで繋がりたい」という、スケベ根性に強い不快感を持っています。
米国がなぜ、習近平体制の中国に圧力をかけているのか?正しく認識している日本の政治家はかなり少ないでしょう。

今回の韓国でのことは、日本は対岸の火事ではないことを早く気付いてほしいですね、
世界は凄いスピードで動いていますから・・・。