「M-1史上初の連覇」という快挙を成し遂げたばかりの人気コンビ「令和ロマン」・・・そのメンバーである高比良くるまさんが、突如吉本興業との契約を解除したというニュースに衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
復帰と同時の契約終了に、「なぜこのタイミングで?」「オンラインカジノ問題が原因?」「本当は何があったの?」そんな疑問が渦巻いていることでしょう。
この記事では、高比良くるまさんの吉本契約解除の理由と経緯について、公式発表や本人の説明、報道情報を基に、分かりやすく解説します。
真相を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
令和ロマン【高比良くるま】吉本興業退所
契約解除の公式発表と双方の説明
吉本興業側の発表内容
吉本興業の公式サイトでは、2025年4月28日付で「令和ロマン 高比良くるま 契約終了のご報告」として、「弊社所属 令和ロマン 高比良くるまについて、双方合意の上、2025年4月28日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告します」と発表されました。
あくまで「双方合意」という形を強調しており、円満な契約終了であることを示唆する内容となっています。相方の松井ケムリさんについては、引き続き吉本興業に所属し、コンビとしての活動は継続されることも併せて発表されました。
吉本興業【高比良くるま】退所理由は明らかにされず
吉本興業は、今回の契約終了に至った具体的な理由については公式には明らかにしていません。
通常、所属タレントとの契約終了時には、その理由について何らかの説明がなされるケースもありますが、今回は「双方合意の上」という形式的な発表に留まっています。
このため、契約解除の背景にある本当の理由については、高比良くるまさん側の説明や報道などを通して推測するしかなく、様々な憶測を呼ぶ一因となっています。
公表しないことで、さらなる憶測や混乱を招いている側面も否定できません。
高比良くるま側の説明
YouTubeチャンネルでの報告
契約解除が発表された同日、高比良くるまさんは相方の松井ケムリさんと共にコンビのYouTubeチャンネル「令和ロマン公式チャンネル」に動画を投稿し、自身の口から経緯を説明しました。

契約解除は吉本側からの提案
高比良くるまさんの説明によると、契約解除は自身が望んだものではなく、吉本興業側から提案されたものであったとされています。
くるまさんは吉本本社での面談の場で、幹部から「会社との信頼関係が壊れてしまったから、どうやろ?くるまくんが望めばやけど、契約解除っていう」と切り出されたと語っています。
当初は吉本に残り、会社のために頑張りたいという意向を伝えたものの、最終的には「復帰を早めるため」という判断から、契約解除を受け入れる形になったと説明しています。
なぜ契約解除に至ったのか?本当の理由を探る
表向きの理由:「信頼関係の破綻」
高比良くるまさんがYouTubeで明かしたところによると、吉本興業の幹部から契約解除を提案された際、その理由として「会社との信頼関係が壊れてしまったから」という言葉が伝えられたとのことです。
この「信頼関係の破綻」が、吉本興業側が契約解除に至った表向きの理由とされています。
具体的にどのような行為が信頼関係を損ねたと判断されたのか、その詳細については明確にされていませんが、この言葉が契約解除の核心にあるとくるまさん自身は受け止めているようです。
「信頼関係」とは具体的に何か?
吉本側が指摘した「信頼関係の破綻」とは、具体的に何を指すのでしょうか。
くるまさんの説明や報道内容から推測されるのは、単にオンラインカジノ問題を起こしたこと自体ではなく、その後の対応プロセスにおける行動、特に会社への報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)を怠った点が問題視された可能性です。
事務所という組織に所属する以上、タレントは会社の意向やルールに従う必要があり、独断での行動は組織運営上の規律を乱すものと捉えられかねません。
今回の件は、タレントと事務所間のコミュニケーションや意思決定プロセスの重要性を改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう。
真の原因?:無断での謝罪動画公開
吉本に相談なく動画をアップ
契約解除の直接的な引き金となったのは、高比良くるまさんが2025年2月にオンラインカジノ関与を認め謝罪したYouTube動画を、吉本興業に事前に相談なく、無断で公開したことにあると広く報じられています。
くるまさん自身も、吉本幹部との面談でこの動画について指摘されたと語っており、この行動が「信頼関係の破綻」と判断される主要な原因になったと考えられます。
事務所としては、所属タレントの不祥事対応は企業イメージにも関わる重大事であり、対応方針は組織として決定すべき事項です。
「こっちとしてはやってほしくなかった」
くるまさんの説明によれば、吉本幹部からは謝罪動画の公開について「こっちとしては、やってほしくなかった」という意向が伝えられたとのことです。
これは、動画の内容そのものよりも、会社に無断でデリケートな問題について発信したという「手続き上の問題」を重視した発言と解釈できます。
タレントが個人的な判断で会社の意向と異なる、あるいは事前に調整されていない情報を発信することは、コンプライアンスやリスク管理の観点から問題視される可能性があります。
特に、他の芸人も関わる可能性のあったオンラインカジノ問題においては、会社として統一した対応を取りたかったのかもしれません。
組織統制上の問題と判断か
吉本興業のような大企業にとって、所属タレントの行動を管理し、組織としての統制を維持することは極めて重要です。
高比良くるまさんの無断での動画公開は、この組織統制を乱す「スタンドプレイ」と見なされた可能性があります。
たとえその行動が結果的に世間から一定の評価を得たとしても、組織のルールや手続きを無視したと判断されれば、厳しい処分が下されることもあり得ます。

オンラインカジノ問題との関連は?
複数の報道や専門家の分析によると、契約解除の直接的な原因はオンラインカジノへの関与そのものではなく、やはりその後の対応、特に無断での謝罪動画公開にあるとされています。
くるまさんが関与したとされるのは学生時代のことであり、既に時効が成立している可能性も指摘されていました。
また、オンラインカジノ問題に関しては、他の芸人も関与していた可能性があり、くるまさんだけが特に重い責任を問われる状況ではなかったとも考えられます。
したがって、問題の中身よりも、それに対する「対応の仕方」が契約解除の引き金となった可能性が高いと言えます。
【高比良くるま】 契約解除までの経緯と吉本側の対応
吉本本社での話し合いの詳細
高比良くるまさんの説明によれば、活動自粛中に吉本興業の本社に呼び出されたのは、当初「今後どうするか話し合いましょう」という復帰に向けた前向きな打診だったと感じていたようです。
しかし、実際に幹部と面談したところ、話題は謝罪動画の問題に移り、最終的に契約解除を提案されるという予想外の展開になりました。
復帰を期待していたくるまさんにとっては、まさに青天の霹靂だったと言えるでしょう。この面談の場には複数の幹部が同席していたとされています。
1時間にわたる説得?
くるまさんは、吉本幹部から契約解除を提案された際、すぐには受け入れず、「会社のために頑張ります!」と吉本に残りたい意向を伝えました。
しかし、幹部からは「いや、でもな…」といった形で、契約解除の方向性を変えない姿勢が示され、そのやり取りが約1時間続いたと語っています。
この状況から、くるまさん側は「このまま所属を続けていても復帰までの期間が長引くのではないか」「解消せざるを得ない」というプレッシャーを感じ、最終的に契約解除を受け入れる判断に至ったと推測されます。
トップダウンでの決定プロセス
一部報道によると、今回の高比良くるまさんとの契約解除は、現場のマネージャーなど、社内の担当スタッフにも事前に知らされていなかった可能性があるとされています。
くるまさん自身も、契約解除は社内の話し合いではなく、トップダウンでの打診だったとYouTubeで語っています。
これは、今回の決定が通常の社内手続きを経ずに、経営層レベルで迅速に下された可能性を示唆しています。現場スタッフが知らない中での決定は、社内にも混乱や動揺を与えた可能性があります。
契約解除がトップダウンで行われたとされることから、今回の決定には吉本興業の経営トップ層の意向が強く反映されていると考えられます。
M-1連覇を果たしたばかりの若手エースとの契約を解除するという重大な判断は、現場レベルではなく、経営的な視点、あるいはリスク管理の観点から下された可能性が高いでしょう。
近年の不祥事対応や企業イメージ戦略などを考慮し、組織としての規律維持を優先した結果であるとも推測されます。
くるま側の意向と最終的な判断
高比良くるまさんは、吉本幹部から契約解除を提案された際、当初は吉本興業に所属したまま活動を続けたいという意向を明確に伝えていました。
M-1連覇という実績もあり、育ててもらった恩義もある吉本興業で、今後も貢献していきたいという気持ちがあったのでしょう。
謝罪動画についても、会社に迷惑をかけたくないという思いがあった可能性も指摘されています。しかし、その意向は受け入れられず、厳しい現実に直面することになりました。
「復帰を早めるため」の苦渋の決断
吉本残留の意向を示したものの、会社側の契約解除の意思が固いと判断したくるまさんは、最終的に契約解除を受け入れる決断をしました。
その理由として、くるまさん自身は「このまま所属を続けていても復帰までの期間が長引く。それなら一旦吉本を離れたほうが(復帰が)いい」と判断したと語っています。

【令和ロマン】今後の活動はどうなる?
令和ロマンとしてのコンビ活動は継続
コンビ解散は否定
今回の契約解除は高比良くるまさん個人と吉本興業との間の契約終了であり、「令和ロマン」というコンビが解散するわけではありません。
くるまさん、松井ケムリさん双方共に、今後もコンビとして活動を継続していく意向を明確に示しています。
M-1連覇を果たした人気コンビの活動が見られなくなるわけではないことに、安堵したファンも多いでしょう。二人のコンビネーションは健在であり、今後の活躍が期待されます。
【令和ロマン】YouTubeやラジオ、ライブ活動
令和ロマンとしての主な活動の場は、これまで通りYouTubeチャンネルやラジオ番組、そして単独ライブなどが中心になると考えられます。
YouTubeチャンネルは、今回の経緯説明や復帰報告の場としても活用されており、今後もファンとの重要なコミュニケーションツールとなるでしょう。
ライブ活動についても、くるまさんの復帰により、キャンセルとなっていたM-1ツアーへの出演なども再開される可能性があります。
コンビとしてのクリエイティブな活動は、事務所の枠を超えて継続されていくと見られます。
高比良くるまはフリーランスへ
吉本興業との契約を終了した高比良くるまさんは、今後フリーランスとして活動していくことになります。
これは、大手事務所のサポートを受けずに、自身の力で活動の場を切り拓いていくことを意味します。

松井ケムリは吉本所属のまま
ケムリの立場と今後の活動
相方の松井ケムリさんは、引き続き吉本興業に所属したままタレント活動を継続します。
これは、コンビの一方が事務所を退所し、もう一方が残留するという、やや異例の形態となります。
ケムリさん個人としては、吉本興業のサポートを受けながら、テレビやラジオ、ライブなどでの活動を続けることになります。コンビ活動と個人活動のバランスをどのように取っていくのか、今後の動向が注目されます。
【総括】令和ロマン『高比良くるま』吉本退所の真相
令和ロマン・高比良くるまさんの吉本興業契約解除について、重要なポイントをまとめます。
-
契約解除日: 2025年4月28日
-
公式理由: 双方合意の上での契約終了(吉本側は詳細理由を非公表)
-
くるま側が明かした理由: 吉本に無断で謝罪動画を公開したことによる「信頼関係の破綻」を吉本側から指摘されたため
-
経緯: 吉本側からの契約解除提案に対し、当初は残留希望だったが、早期復帰のために受け入れ
-
オンラインカジノ問題: 問題自体より、その対応プロセス(独断行動)が原因とされる
-
決定プロセス: トップダウンでの決定との情報
-
今後の活動
-
高比良くるま:フリーランスとして活動
-
松井ケムリ:吉本興業に所属継続
-
令和ロマン:コンビ活動は継続(YouTube、ラジオ、ライブ等)
-
今回の契約解除は、M-1連覇直後の人気芸人ということもあり大きな注目を集めましたが、令和ロマンとしての活動は続きます。
フリーランスとなるくるまさんと、吉本所属のケムリさんという新しい形で、彼らがどんな笑いを生み出していくのか、今後の活躍から目が離せません。