「日本保守党と参政党、どちらが自分の政治観に近いのだろう?」
近年、日本の政治において新たな潮流として注目を集める2つの保守政党。
2023年10月に百田尚樹氏らが立ち上げた日本保守党と、すでに国政での実績を持つ参政党。
どちらも「保守」を標榜しながら、その目指す方向性は異なります。
この2つの政党の違いを理解することは、これからの日本の政治を考える上で重要なポイントとなるでしょう。本記事では、両党の政策、イデオロギー、党首のことなど、簡単に比較解説していきます。
日本保守党と参政党の違い
日本保守党の設立経緯と建党理念
日本保守党は、2023年10月17日に作家の百田尚樹氏を代表として設立された政治団体です。
この党の設立は、現状の自民党に対する批判的な保守層の受け皿を目指すものであり、憲法改正などを掲げています。
日本保守党とは?設立経緯
日本保守党の設立は、百田尚樹氏が自民党の政策に対する不満を背景に、新たな政治勢力の必要性を感じたことから始まりました。特に、2023年6月に成立したLGBT理解増進法に対する批判が、党設立の大きな動機となっています。
また、名古屋市長の河村たかし氏が共同代表として参加し、地域政党「減税日本」との連携を図っています。
建党理念
日本保守党の建党理念は、「日本の国体、伝統文化を守る」ことを中心に据えています。
具体的な政策としては、憲法9条の改正、移民政策の是正、消費税の減税、電気自動車への補助金廃止、男女共同参画政策に関する支出の見直しなどが挙げられています。
また、党の結党宣言では、「神話とともに成立し、およそ二千年、天皇を中心に一つの国として続いた例は世界のどこにもありません」と述べ、日本の伝統と文化を重視する姿勢を強調しています。
このように、日本保守党は伝統的な保守主義を基盤にしつつ、現行の政策に対する批判を通じて新たな政治的選択肢を提供しようとしています。
こちらの件ですね。
— 🧡Shige🧡 (@moguraniisan2) October 21, 2024
神谷代表は即時に記者会見を開き、『日本保守党が参政党を潰すために自民が作った党』と考える根拠を示してほしいです。
票のゆくえを左右しますから。#参政党 #神谷宗幣 pic.twitter.com/DGaqSpsCfN
参政党とは?結党過程
参政党は、2020年に創立された日本の政治団体です。
その結党の背景には、既存の政党政治に対する不満や危機感がありました。
特に、「仲間内の利益を優先する既存の政党政治では、日本がダメになってしまう」という考えを持った有志が集まり、ゼロから新しい政治団体を作ることを目指しました。このため、特定の支援団体や資金源を持たず、普通の国民が集まり、知恵や資金を出し合って党運営を行っています。
基本方針
参政党の基本方針は、以下のような理念や政策に基づいています。
参加型民主主義: 参政党は、国民が政治に参加できる仕組みを作ることを目指しています。これには、政治教育や党員による政策提案を通じて国民の政治参加を促進することが含まれます。
経済政策: 積極財政と消費税の減税を通じて経済成長を実現することを掲げています。また、外国資本による国内の土地取得の規制を強化することも政策の一部です。
教育と健康: 教育バウチャー制度の導入や多様な教育環境の提供を目指し、また、無農薬や食品添加物の禁止など健康に関する政策も重視しています。
ナショナリズムと反グローバリズム: 日本の国益を守り、世界に大調和を生むことを理念として掲げています。これには、日本の精神と伝統を活かし、調和社会のモデルを作ることが含まれます.
参政党は、これらの方針を通じて「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」ことを目指しています。党の活動は、党員一人ひとりが力を合わせ、想いを政策に変えることで、日本の未来を築くことを目指しています。
イデオロギー的位置づけの違い
日本保守党と参政党は、いずれも日本の政治における保守的な立場を持つ政党ですが、それぞれのイデオロギーや政策にはいくつかの違いがあります。
日本保守党のイデオロギーと政策
- 伝統文化の保護: 日本保守党は、日本の国体や伝統文化を守ることを重視しています。具体的には、皇室典範の改正や伝統的な文化の保護を掲げています。
- 憲法改正と移民政策: 憲法9条の改正や移民政策の見直しを主張し、より同化主義的なアプローチを取ることを提案しています。
- 経済政策: 消費税の減税や電気自動車への補助金廃止など、経済政策にも具体的な提案をしています。
- ジェンダー政策: LGBT法の改正を支持し、特に子どもへのLGBT関連教育の規定削除を求めています。
参政党のイデオロギーと政策
- 草の根運動: 参政党は、支持団体や背後の組織を持たず、草の根的な政治運動を重視しています。
- 国民参加型の政治: 政治家を国民が直接選び、支持するというスタイルを取っており、国民の声を直接政治に反映させることを目指しています。
- 政策の柔軟性: 参政党は、特定のイデオロギーに固執せず、国民のニーズに応じた柔軟な政策を掲げる傾向があります。
このように、両党は共に保守的な立場を持ちながら、そのアプローチや政策の具体性において異なる特徴を持っています。
日本保守党と参政党の違い《党首のキャラ》
日本保守党と参政党はどちらも保守政党ですから、政策などには大きな違いはございません。ただ両党とも、党首のカリスマ性というか「キャラ」に大きな違いがあるように思えます。
日本保守党主要メンバー
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百田尚樹: 党の代表であり、著名な作家。次期衆院選では比例代表の近畿ブロックで3位に立候補しました。彼は「国政政党になれるチャンス」と位置付け、党の理念を「日本を豊かに、強く。」としています。
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有本香: 事務総長であり、ジャーナリスト。比例代表の東京ブロックで1位に立候補する予定です。彼女は党の政策として消費税の減税や再生可能エネルギーの賦課金廃止を掲げています。
事務総長の有本香さんは、日本保守党のもう一つの顔です。行動力がずば抜けていて、強く頭の良い女性ですね。高市さんより先に、「日本のマーガレット・サッチャー」と呼ばれる日が来るでしょう。 -
河村たかし: 名古屋市長であり、党の共同代表。愛知県第1区から小選挙区に立候補しました。彼は党の戦略として、強みのある地域に絞った選挙戦を展開中です。
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島田洋一: 国際政治学者で福井県立大学名誉教授。近畿ブロックの比例代表で1位に立候補しています。拉致問題に精通のイケオジです。
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伊藤純子: 群馬県の市議会議員で、北関東ブロックの比例代表で1位に立候補しています。
梅原さんはよく耐えていたと思う…
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) October 24, 2024
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参政党の党代表
神谷宗幣: 党の代表であり、元大阪府吹田市議会議員。2020年に参政党を設立し、2022年の参院選で比例区から当選しました。彼は党の理念を「自分たちでゼロからつくる」とし、国民の政治参加を促進することを目指しています。
神谷さんのカリスマ性は、他のどの党の党首よりも圧倒的です。石破総理よりもです。ただ、そのカリスマ性の強さがいろいろな問題に繋がっているように、外からは見えます。
『日本保守党と参政党の違い』よりも・・・
2024年、今回の衆院選挙において、日本保守党と参政党は新たな保守勢力として、それぞれ独自の立ち位置を確立しつつあります。
両党の今後の展開は、日本の政治地図を塗り替えるのではないでしょうか?
特に、自民党の保守派では十分にカバーできていない領域での活動が、新たな政治的潮流を生み出す可能性を感じさせてくれます。
『日本保守党と参政党の違い』よりも、無党派層に日本国を自ら守っていく大切さを伝え続けていくことが重要なのです。
日本保守党と参政党が日本の政治を必ず変えます!皆さん、応援しましょう!